異国の道具


フランスに住む知人が蚤の市で、アンティークな靴工具を買って送ってくれました。
日本のものと比べてピッチや形など微妙に異なります。
持ち手もより造形美があるように感じます。
ひとくちに道具といっても、それに求める希望はさまざま、、
でも、その最終的な基準は、「いい靴が作れるかどうか」、、
異国の道具を使いこなし、二つとない、望まれた靴を、追求していこう思います。

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癖付け


今、ショートブーツを製作しています。ブーツといっても様々なタイプがあり、さらにパターンの起こし方も様々あります。
やはり、美しく見せるためできるかぎり繋いでいる部分は少ないほうがいいのですが、それには、革自体に癖をつけていかないといけません 。
一枚革を木(この木も手作り)にそわして、ゆっくりゆっくり引っ張っていきながら伸ばしていきます。
これには、力と微妙なコツがいります。
理想の形になれば、あとは数日、放置し癖を覚えさせます。
それから、製甲作業に移っていきます。
靴づくりには、実に様々な作業工程があり、時に気が遠くなることもありますが、、、楽しくも奥深く、今日も黙々と進めています。

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馴染む


二月に入り、寒さも一段と厳しい毎日が続いています。

さて、自分はというと工房の改装も終え、新しい気持ちで仕事をしています。
今回の改装では、木型を置いている棚、靴やシューケアを並べるショーケース、作業台、作業テーブルを作っていただきました。
改装されたことに気づかれないお客様もいらっしゃいますが、それだけ、すっきり馴染んでいる証拠だと思います。
オーダーだから、目立つものではなく、その雰囲気に溶け込みものがいいのかもしれません。
今更ながら、オーダーメイドっていいなと満足しています。
これから何年と月日を重ね、家具達にもよい味がでるころ、自分も味のある
靴職人になっていたいと思います。
参考までに、今回依頼しました家具工房です。
http://www.mihataya.com/furniture.html

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