好み


靴のフィッティングは、人によって様々です。
例えば、普段スニーカーなど履いている方が革靴を履くときつく感じたり、普段ヒールのない靴を履いている方がヒールの高い靴を履くとバランスがとれなかったり。
オーダーの命、履き心地は、その方が好むフィット感をピタッとみつけること。
その為、木型を削る際に最低限合わせないといけない箇所がありますが、それ以外はその方の好みで削り方を変えます。
そして、
仮靴で、その好みを知り、より近づいていきます
なので、仮靴が一足、二足目、三足となることもあり、それこそが、ビスポークシューズの醍醐味のような気もいたします。

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見かけ


靴は、用途によって製法が異なります。
男性靴ですと、マッケイ製法やグットイヤー製法、女性靴だとセメント製法などあります。
それぞれ違うため、当然、ディテールも異なります。例えばコバと呼ばれる部分は、車でいうバンパーのような役目をしています。本体に傷をつくのを防ぐ役割ですが、女性の靴にはほとんどありません。そのため本体に傷はつきやすいですが、それは、あくまでも見た目を美しくみせるためで、時として女性靴は、靴の機能性より、耐久性より、見かけがなにより優先されます。男心と女心は、靴作りにおいても大きく違います.

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