靴の顔


最近は、雨が多く、まさに梅雨真っ只中ですね。

さて、靴のつま先は、人で言えば顔、人の印象を決める重要な部分です。
なので、靴を作る上で、大事な木型のつま先を削って行く際は、オーナーさんの雰囲気から遠く離れてなく、あまり寄り添いすぎないようにしています。

これは、もうルールもマニュアルもなく、ただ、ただ、感覚。
オーナー様の雰囲気をカタチにする、、、毎回悩みます。

特に初めてのオーナー様は悩みますが、何度か会話を重ねていくと、、これだと思う木型が見えてきます。
さらに、これまでたくさんの時間を重ねさせていただいたオーナー様は、すいすい削れます(笑)

雨音を遮るように

お客様の車の音、、

顔を上げなくても「◯◯様だ、、」とわかるようになったお客様の靴は、もしかしたら、目を閉じても靴が描けるかもしれません。(笑)
職人が磨くのは、感性!

それは、お客様との時間によって磨かれます。

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