手で覚える



靴作りにおいて、ルーチンな作業があります。
たとえば底付作業において、麻糸をある程度テンションをかけながら縫いあげていきます。
頭でわかっていても、手が覚えていかないと、美しくは縫えません。それには、たくさんの経験と探究心だと思います。自分自身、まだまだですが、たくさんの経験を縫い重ねていきたいです。

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専門店


「専門店にいこう」というタイトルの雑誌が発売されていました。
パラバラとめくるとワクワクしてきます。
自分は小さい頃から専門店というものが好きで、隠れ家的な専門店をみつけては行っていたので、今では、すっかり自分自身が専門店になってしまいましたが。
今でも、隠れ家的な専門店を探して行ってみたいなぁーと思うのですが、自分自身が店主であるため、なかなか休みがあわず訪れることはできません。
今の楽しみは、お客様のいろんな話を聞かせていただくことと、自分が専門店を究めることですね。

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目を凝らしながら




製甲作業での、穴抜きは目を凝らしながらの非常に細かい作業をおこないます。
型紙もお1人お1人違うため、同じ作業をおこなっていますが、毎回緊張の連続です.
全部で100近くある穴飾りも抜き終えた後はホッとします。
さて、ここから、ミシンがけに進みます.

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道具の一部



靴職人にとっては、自分の身体も道具の一部です
中でも、膝上は、靴職人にとって、台になるもので、膝上を使って木型を削ったり、靴の底付を行ったりとさまざまに使われます。
靴職人を始めた頃は、膝上でハンマーを打ち付けたりすると、痛くて思いっきりできなかったのですが、今では、ガンガン打ちつけても、平気になりました。
痛くならないちょっとしたコツを摑んだのでしょうか?
ただ、必ずっていいほど膝上部分が汚れたり、痛んだりします。新しくおろしたジーンズも、あっという間に汚れたり、痛んだりして、そんな時は、ちょっとおちこみますが、「まっ、勲章みたいなものだ」と思うようしています(笑)

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いよいよ




先週末は、二回目となる仮靴のチェックと打ち合わせを行いました。
修正箇所は、あまりなく、いよいよ本靴製作になります。
本靴に使用する革を選んでいただき、さらに底材と製法などをきめていただきました。
オーナー様は、「いよいよですね」といっていただき、さらには、「楽しみでありますが出来てしまうのがちょっと寂しい感じもします」ともいわれました。
そんな風に言っていただけることに感謝して、靴製作は、いよいよ、本靴製作へ

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丸一年



昨日、店を移転して丸一年がたちました。
あっという間という感じもありますが、その一日中一日が貴重な経験を重ねた一年でした。
昨日は、定休日でしたが、一年を振り返りながら、店内の清掃をし、少し模様替えをし、あれこれと、店内のことをしていると、数人の友人が遊びによってくれ、一年の労をねぎらってくれました。ありがたい存在です
さて、これからも、自分と周囲の期待に応えて、二年、三年と月日を重ね、より良い工房にしていきたいと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします

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